日本では古来、神事に欠かせない木として
榊が使われてきました。
「榊」という字も、日本で生まれた国字。
しかし現在、国内に流通する
90%以上が輸入の榊です。
神様とは切りはなせない榊のことを
もっと知ってほしい。
祈りや文化を、国産の榊で
受け継ぎたい。
そんな思いを込めて「神」を冠した
「大和神榊」です。
榊が使われてきました。
「榊」という字も、日本で生まれた国字。
しかし現在、国内に流通する
90%以上が輸入の榊です。
神様とは切りはなせない榊のことを
もっと知ってほしい。
祈りや文化を、国産の榊で
受け継ぎたい。
そんな思いを込めて「神」を冠した
「大和神榊」です。
榊のこと
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榊
本来、神棚に飾られる榊は「本榊」という常緑樹のこと。六月頃に小さく白い花を咲かせます。「神」と「木」を合わせた字の通り、古来、日本では神事に用いられ、神道と深い関わりがあります。代表的な神木として神棚や神社などに飾られる一方、神が宿る依代としての役割も持っています。神事では紙垂を付けて玉串にしたり、家庭の神棚では毎月一日と十五日に取り替える習わしがあります。 -
ひさかき(姫榊)
常緑小高木で葉は本榊より小さく、葉の縁のギザギザが特徴です。本榊が関東以南の温暖な地域で育つため、関東以北では類似種のひさかきを榊として代用します。仏事・仏壇にも供えられるなど、各地方の文化に根付いて使われるため「シャカキ」「下草」「ビシャコ」「仏さん柴(しば)」など多数の呼ばれ方があります。年間を通じて艶のある葉をつけ、榊同様に縁起の良い木とされています。 -
しきみ(樒)
光沢のある葉が美しく、本榊やひさかき同様、神仏事に使われます。しきみは仏教と縁深く、現代でも葬儀などの仏事には欠かせません。茎、葉、果実に独特の香気と毒性があり、香の木(こうのき)、香の花(こうのはな)、香芝(こうしば)とも呼ばれます。動物が嫌う臭いや毒を持つため、埋葬場所に植えたり枝を刺す等の対策に用いたことから仏事に使われるようになったと言われています。
想い
榊から、
日本の大地から築くもの。
お墓参りや神棚、七五三のお参り。時代が大きく移り変わっても、依然として榊は、日々の暮らしや節目の儀礼などに欠かせないものとして使われています。
今流通している外国産にかわり、質のいい国産の榊を生産し、お届けするという私たちの目的の先には、グリーンビジネスへの挑戦ということ以外にも、これまで大切に守り伝えられ、これからも受け継いでいきたい習わしのようなものを、もう一度思い起こし、日常の暮らしに取り入れるという、ライフスタイルの提案があります。
毎日の生活空間に榊を取り入れ、そこにまつわる習慣や意味について思いを巡らせ、人々の支えとなることで、折り目正しく清々しい日常を送る。そのためにも、国産榊の生産はこれからの日本になくてはならないものと考えています。
同時に、深刻化する農業の担い手不足や、増える休耕地の問題にも、榊栽培が農業として、その解消に一石を投じるのでは、との想いを強く持っています。
志を同じくする国産榊の生産者と、品質向上や栽培について学び合うネットワークを築く。そして、輸入に負けない国産榊を栽培、流通することで、この状況に新しい風を吹き込み農業と地域の活性化につながる―そんなビジョンを信じ、国産榊の生産に取り組みます。
お知らせ
- 2019.11.30大和神榊ホームページを公開しました。